生命が存在している可能性のあるトラピスト1とは何か【地球外生命】

地球外生命

ないてん(@naiten7110)です。

我々が生きているこの地球のように生命体が芽生えている可能性のある惑星とは、いったいどのような環境なのでしょうか?
今回は生命が存在している可能性のあるトラピスト1について紹介したいと思います。

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まず生命が存在するための条件として、水が液体である必要があります。
水が液体として存在するためには恒星に対する惑星の距離が近すぎず、かといって遠すぎないちょうどよい距離にいる必要があります。つまり近すぎると水が蒸発して気体になってしまい、逆に遠すぎると水が凍って個体になってしまうので、液体でいられるちょうどよい距離にいる必要があると言い換えられます。
そしてこのちょうどよい領域のことを“ハピタブルゾーン”と呼び、惑星に生命が存在するために必要な条件は「惑星がハピタブルゾーン内にあること」と言えます。

ここで本題であるトラピスト1は、地球から約40光年離れているみずがめ座の赤色矮星の名称になります。そしてこのトラピスト1は地球型惑星を7つ持っており、そのうちの3つがハピタブルゾーン内にあるのです。

ではトラピスト1のハピタブルゾーン内に存在する地球型惑星はどのような環境なのでしょうか?
それを説明する前に赤色矮星の特徴について紹介します。

恒星の寿命は小さいほど長いという特徴があり、太陽型星なら約100億年、赤色矮星なら数百億から1000億年以上になります。そして恒星の寿命が長ければ長いほど、その恒星を中心に公転している惑星は、それだけ生命が進化できる時間があると言えます。

一方で、赤色矮星は生命にとって有害な紫外線やX線を大量に放出する特徴があります。赤色矮星は恒星の中でも小さい部類に入り、また温度も引く傾向にあります。そして温度が低い恒星では対流が表面近くで起きやすくなり、その結果、磁場の活動が活発になり、「フレア」などの爆発現象も頻繁に発生するので、紫外線やX線を大量に放出します。

また赤色矮星は温度が低いため、ハピタブルゾーンの位置も恒星に近くなります。そうすると惑星は恒星からの重力の影響を受け、自転と公転の周期が一致します。つまり惑星は常に同じ面を恒星に向け続け、その面は1年中昼になり、反対面は夜になります。そして昼と夜の境目の1年中夕方である地域は紫外線やX線が強すぎず、日の光も適度にあるため、ここに生命が存在する可能性があります。

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これをシナリオのタネとして応用するなら、上記で説明したトラピスト1のハピタブルゾーン内にある惑星を、異世界系の舞台にしてみると良いかもしれませんね。

惑星の帯状の箇所だけ文明が存在し、帯外の片側は常に明るいが紫外線やX線が降り注ぎ続けているため人が住めるような大地ではない死の世界と呼ばれている。そしてこの死の世界ではX線の影響で突然変異の生命体が無数に存在しモンスターと呼ばれ人々の生活を脅かしている。またもう片側は常に暗いため暗黒の世界と呼ばれる。この世界は常に暗黒かつ極寒の世界なので誰も全容を知らない。

当然創作なので降り注ぐのはX線である必要もなく、帯状の世界は常に夕方である必要もないと思います。そのぶん何がしかの理屈を考える必要はあるかと思います。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
みなさんのシナリオのタネ探しの一助になりましたら幸いです。

それではまたお会いしましょう、ご機嫌よう。

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