悪の問題、秩序の問題【宗教】

宗教

ないてん(@naiten7110)です。

今回「サピエンス全史 下」を読んだところ、非常に興味深い考えに出会ったのでそれについて解説していきたいと思います。

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まず悪の問題について話したいと思います。
悪の問題とは「世界にはなぜ悪があるのか?なぜ苦しみがあるのか?なぜ善い人に悪いことが起こるのか?」といった話です。
これを説明するのに適切なのは“二元論”になります。(有名なのはゾロアスター教ですね)

二元論とは善と悪の二つの対立した力が存在しており、宇宙はこれら二つの力の戦場で、世界で起こることはその争いの一部だと説明されるそうです。
つまり、
―世界にはなぜ悪があるのか? ⇒ この宇宙には善と対なる悪の力が存在するため
―なぜ苦しみがあるのか? ⇒ 悪の力が苦しみを与えるため
―なぜ善い人に悪いことが起こるのか? ⇒ 善い人に対しても悪の力が働くため
と説明できます。

ただこの二元論では説明しにくい問題があります。それは秩序の問題。
二元論では上記であげたように善と悪の二つの力が存在します、それではこの二つの力を支配する諸法則を執行できるよう秩序立てるのはどのような存在になるのでしょうか。二元論ではこの問いに対して答えを窮してしまいます。そこで登場するのが“一神教”になります。

一神教ではこの世界は唯一の神が万物の諸法則を執行し秩序立てていると説明できます。ですが、一神教では悪の問題の説明が難しくなります。唯一の神が存在するなら、その神はなぜ悪を作った?この世に苦しみを作った?善い人に悪いことを起こすのか?

このように二元論では悪の問題の説明はできるが秩序の問題の説明が難しくなり、一神教では秩序の問題は説明できるが悪の問題の説明が難しくなります。

さて私の読んだサピエンス全史にはこの問題について素晴らしい解答が書いてありました。
それは“全宇宙を創造した単一の全能の絶対神がいて、その神は悪である”です。

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この考えをベースにして何か物語が書けそうな気がしますね。特にこの悪の絶対神をどのように打ち倒すかについて考えがいがありそうです。相手は”全宇宙を創造した”ですから、その宇宙や世界に働く一切の物理法則を自由自在に操れ、”全能の神”でもありますから操るだけでなく法則を書き換えることもできそうな気がします。

パッと思い付く攻略法は、①その宇宙や世界の諸法則に関するバグを見つける、②悪の絶対神が想像した宇宙や世界の”外側”にいる生命体や物質を利用する、でしょうか。

①はいい線いくかもしれませんが、法則を書き換えられたらお終いになりそうなので、一発ネタになりそうですが。正攻法に戦ってもよさそうですし、あるいは”悪の絶対神はバグに気付いていたがわざと放置して、そのバグを利用して自分を打ち倒そうとする者に無駄であること知らしめ、倒される直前に法則を書き換え絶望させる。”といった憎たらしい演出もできそうですね。

②は、生命体を利用するならいわゆる異世界召喚系の話しになりますかね、そうすると物質を利用するというアイデアの方は比較的珍しくなるもかしれません。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
みなさんのシナリオのタネ探しの一助になりましたら幸いです。

それではまたお会いしましょう、ご機嫌よう。

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